自己評価の3つの軸とは?バランスのとれた自己評価のポイント

本記事のサマリー

  1. 自己肯定感・自己評価が低いと様々な問題の原因となる。
  2. 自己評価は、「自分を愛する」「自分を肯定的に見る」「自信を持つ」の3つの側面に分けられる
  3. それぞれの側面をバランスよく持つことで、安定した自己評価を抱くことが可能となる。逆にバランスが悪いと様々な問題を引き起こす。
  4. それぞれ3側面のバランスのとれた状態はどのような定義なのか?へのアンサー

自己肯定感・自己評価が必要とされている現代

近年日本では自己肯定感が騒がれています。こんな激流の時代なので、自分を肯定できずにそれが原因となり様々な問題を引き起こしてしまうのですね・・・。悲しいです。
今回はなにかと話題な自己評価について整理していきたいと思います!
そもそも自己評価とはなにか?
自己評価とはずばり、「自分は自分をどのように評価していますか?」という問に対する答えです。当たり前のことですよね。自己を評価する、そのままやないかいっ!
がしかし、「自己評価とは具体的に何ですか?」と一歩踏み込んだ質問を投げつけられると、途端にわからなくなってしまいます。
「うっ・・自己評価って自分を評価・・(詳しくわからん)」
そう。こんなにも慣れ親しんだダチ(?)なのにも関わらず、我々はなかなかこの言葉について知らないのです。

自己評価は様々な言葉で表現される

自己評価については、様々な表現が使われています。一例をさらっとみてみましょう。
一般的な表現
具体説明
自己評価との関連
自信を持つ
行動に際して、自分の能力を信じることができる
自己評価を維持したり、高めたりするには行動が必要。行動を起こすには自信が大切
自分に満足する
自分の行動に満足できる(自分の行動を肯定的に評価できる)
自分を肯定的に評価できなければ
自分に確信を持つ(決断面)
自分自身の決断を信じ、根気よく続けられる
肯定的な自己評価と優れた決断力は関係性がある
自分に確信を持つ(能力面)
自分自身の才能やスキルを信じることができる
どんな状況でも能力を発揮することができる
自分を愛する
自分が好き、自分に満足している
自分に対する感情的な肯定
自分を受け入れる
長所はもちろん短所も含めて、自分自身を受け入れることができる
自分という人間自体への肯定的な感情
自分を信じる
成功もせず、励ましもない中、辛い状態に耐えながら前に進むことができる
たとえ成功しなくとも、自己を肯定的にみることで自己評価は高くなる
多すぎじゃボケ!^^; って感じたそんなあなたに朗報!笑
上記のような自己評価に対する表現は、3つの側面に分類することができるんです!

自己評価の要件①自分を愛する

自己評価という言葉の中には評価という言葉が含まれているため、良いときは良い・悪いときは悪いといったニュアンスが若干含まれています。
学校や会社の「評価」もそうですよね。1だから落第点、5だから超優秀。このように評価は良い悪いという観点がはいるものです。
それに対して自分を愛するということは、良い悪いという観点がありません。無条件の自分に対する愛のことを指しています。
自分がどれだけ能力が無くても、どれだけ失敗してしまっても、自分を愛することは誰でもいつでも可能です。

生まれ持ったものではなく、育んでいくもの

この自分を愛するという自己愛は、子供の頃の経験で人により変わることがあります。
家族から愛情をたくさんもらった子供は、自己愛を持ちやすくなり、自分自身は価値のある人間だという想いを持つことが可能です。
家族からの愛情不足の子供は、自己愛を持ちにくい傾向にあり、「自分なんかが・・・」といった思考に陥りがちです。被害妄想に陥りがちなパターンもあり、自己愛の無さから他人の行動を邪推したりしてしまいます。
たとえば、恋人ととても仲が良い状態なのに、「この人が自分なんかを愛してくれるはずがない。きっと体目当てなだけなんだ」などと自分に価値があると感じることも相手を信じることもできなくなってしまいます。

自己愛を育んでいくにはどうすればよいのか?

こちらは非常に重要かつ深いテーマであるため、後日記事を作成し解説していきます。

自己評価の要件②自分を肯定的にみる

あれ自己愛と何が違うんだろう?と思いませんでしたか?安心してください。私も学び初めたころは思いました笑
ざっくり説明すると、自己愛が自分自身を無条件で愛することだとすると、自分を肯定的にみることは、長所・短所を判断した上で、自分に肯定的な評価を与えることを指します。
つまり、「無条件に大好き!」ではなく、「長所や短所ってこうだよね。それでいて自分、うん、良い」というような状態です。
また、長所や短所、能力や限界などについて自分を判断し、その上で肯定的に捉える能力ではあるのですが、長所や能力などは客観的な視点ではなく主観的な視点だと思ってください。
当たり前ですよね。自分を肯定的に捉えることは、自分がどう見ているかが重要であって、他人からどう見えているかは重要ではないんです。(他人からどう見えるかを気にする人は、他人からどう見えるかを気にするという決断を自分でしているという状態です)
自分を肯定的に考えるのは主観であるため、悲観的に捉える人(劣等感の強い人)にとっては、どんなに他人から良いと思われているものを持っていても肯定的に捉えることはできません。

自己評価の要件③自信を持つ

自信を持つとは言い換えると、「自分自身の決断に確信を持てる」「どんな場面においても自分は適切な行動を取れると信じることができる」ということを指します。
この定義の中に実は自信を表すワードが二つはいってます。いかがでしょうか?
・・・・・・
それは「決断」と「行動」です!
つまり自信は決断や行動に直に影響を与える因子になりうるのです。自信がなければ、人は行動を起こしません。自分が失敗する・うまくいかない・自分ではできないとホンキで思っている人は決断や行動を自分でできず他人に任せる傾向にあります。

自信は行動を生み、行動は成功体験を生み、成功体験は自己評価を育む

その一方、自己評価を維持したり高めるためには、行動して成功体験を積み重ねることが重要となります。
日常生活における様々な小さな行動に対しても、成功体験を積むことによって、自己評価は育まれていきます。
自己評価にとって行動して成功することは、人間にとっての酸素のようなものです。
だからこそ自信のない人間は行動ができず、行動ができないため成功体験を得ることができず、成功体験を得ることができないから自己評価が育たないという悪循環のループに陥ってしまうのです。
ループ図(時間あったら作成します笑)

バランスのとれた自信かどうかを判断するたった一つの質問

バランスのとれた自信かどうかを判断することはとても簡単です。
その人物の弱点や経歴上の欠陥をそれとなく指摘し、反応をみるのです。
もし、その人が過度に防衛的になったり攻撃的になったりせず、かといって自信を失い後ろ向きになることなく、
冷静にその欠点を認め、それでもまだ自信を失っていないようであれば、その人はバランスのとれた自信の持ち主です。
みなさんも心当たりはありませんか?
自分自身の自信のないところを突かれると、人は過剰に防衛的になったり攻撃的になったりするものです。
過剰な反応は、自信の無さの現れなのですね。

バランスのとれた自己評価とは?

自己評価においてもバランスが重要です。バランスの欠いた自己評価は、高すぎても低すぎても様々な問題を引き起こす。
この記事の最後にバランスの取れた自己評価を各側面に沿ってみてもらおうと思います。
自分を愛する
自分を肯定的にみる
自信を持つ
バランスの取れている状態
感情的に安定している。他者との関係がうまくいく。
批判されたり、拒絶されたりしても持ちこたえることができる
将来に対して目標を掲げ、推進することができる。
障害にぶつかってもくじげず、逆境に耐えることができる。
日常生活の様々な局面で、気軽にすばやく行動することができ、失敗してもくじけない
不足している状態
自分が人から愛されるとは思えない。
何をするにも自分はうまくいかないと考える。
成功しても自分がつまらない人間に感じる。
人生の選択で積極性に欠ける。他人の意見に左右されやすい。自分の決めたことを粘り強く続けることができない
行動することができなくなる。迷った上に行動したとしてもすぐにあきらめてしまう。
自分を愛するという力は、自分そのものを愛する力。感情の安定をもたらし一時的な批判や拒絶に耐えることができます。
逆に不足すると、人から愛されるに値する人間だとは思えず、たとえうまくいっても他者を邪推したりつまらないと感じてしまいます。
自分を肯定的にみるということは、自分の持っているものを長所や短所も含めて肯定するということ。
将来に対して明るい希望を持ち推進することができます。障害にぶつかっても、自分の持っているものを肯定的に捉えられるため乗り越えることができます。
逆に不足すると、自分自身の選択に対して否定的になり怖くなり、他人に流されやすくなります。
自信を持つとは、未来の自分に対して肯定的な感情を持つということ。
自信を持つことで決断や行動が積極的になされます。
逆に不足すると、行動ができなくなり、諦めやすくなります。
自己愛はそのもの、自己肯定は所有しているもの、自信は未来の自分に対するもの
と覚えていただければ大丈夫です!笑
次回は肯定的評価と否定的評価の違いについて詳しくみていこうと思います。
それではまた!
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ABOUTこの記事をかいた人

性格/思考変革コーチ。認知行動療法、行動科学、コーチング等を専門の分野としながら、エビデンスや心理学に基づき個人の性格や思考を変えていくことのプロフェッショナルです。自身が内向的な性格なこともあり、特に内向的な性格を持つ方の変革を得意にしています。 https://dialog-coach.link/profile/