科学的に判明した幸福度の高い人の性格面でのたった2つの特徴・共通点

人間は誰しも幸せになりたいものです。

幸せになるというと漠然であり、定義も様々ですが、今回ご紹介する研究では、
幸せな人の性格面での特徴・共通点を明らかにしました。

最新の研究により判明した幸せな人の性格面での特徴・共通点

最新の研究により、幸せな生活を送るためのポイントが明らかになりました。

幸せな人の特徴①物事に熱心である

研究によると物事に熱心な人は、そうでない人に比べて人生における楽しみが多く、ネガティブな感情を経験しにくいそうです。

楽しみが多いという点は、熱心に取り組んでいる時点で、その仕事や趣味が好きであるということも関係していると思います。

また、熱心であることは、フロー体験にも通じるものがあるでしょう。
(フロー体験とは、物事に熱中して楽しい状態のことを指します。詳しくは下の記事にて解説しています)

フロー体験とは?あなたが感じる不思議な楽しさの正体とその効果

何かに熱心に取り組むことは幸せなことですよね。僕も趣味であるランニングや水泳だったりをやっているときは幸せです。

幸せな人の特徴②落胆しにくいこと

2つ目の落胆しにくい事も幸せに非常に相関のある要素だそうです。

落胆しにくく物事をポジティブに捉えられることで、より積極的な成長や自己受容をもたらし、人生における達成感や個人の成功と結びついています。

落胆しにくいってことはポジティブという側面もあるので、そりゃそうだという結果ですね笑

他の性格にも幸せに近いメリットがたくさん発見されている

ここまで2つの性格面での特徴をご紹介しましたが、当然ながらそれ以外の性格にもたくさんの良い面があるのです。

勤勉な人、思いやりがある人、知的好奇心の強い人もまた、そうでない人よりも幸せになる可能性が高いとの結果がでています。

例えば勤勉な人は、長期的な目標に向かって一生懸命取り組み、成果主義の傾向が強いです。

思いやりのある人は、プラスの感情を抱きやすく、他人と良い関係を築きます。

知的好奇心の強い人は、新しいアイディアを積極的に受け入れ、深く考えることが好きで、より大きな個人的成長から恩恵を受けます。

この研究は、幸福には様々な異なる道があるという事を示しています。

ポジティブな感情はもちろん良いですが、自分の人生に満足している事や独立している事、人生の目標を達成する事、個人的な成長を経験することも、同様に良い事です。

外交的でオープンな人が幸せ、、なわけではない。神経質だからといって不幸、、なわけではない

人格心理学者は、神経症の度合いが低く、外向性の高い人を最も典型的な幸せな人とみなしていますが、実態はあまり関係ないこともわかりました

この研究著者は次のように説明しています。

「個人の特徴と幸福の関連性について記述している多くの文献は、外向性(大胆、話し好き、物事に熱心、社交的)と神経症(情緒不安定で負の感情に陥りやすい)は、幸福にとって特に強力な捕食者であると示しています。

しかし幸福とは、外交的で神経症ではない人のみが手に入れる事のできるものなのでしょうか?」

答えは“ノー”です。神経症ではなく、かつ外交的であるという事は、幸せになる唯一の道ではない、という議論がされています。

個人の特徴をより詳しく見てみると、幸福にはたくさんの道がある事がわかります。

研究著者は次のように記しています。

「…外向性と神経症のみの性格特徴が幸福を決めるわけではなく、

誠実や、同調性、寛容、知性もまた、幸福などと関連性があります。」

例えば私自身も内向的な性格ですが、幸福度はとても高いので、外交的でないからといって幸福度が低いというのは誤っているいい例ですね。

神経症で内向的だけど幸せ、という事もあり得るのです。

 

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