1週間Facebookとのつながりを断つと精神的にめちゃくちゃ良い件について

SNSは新たな心理学の研究テーマ

SNSと幸せという研究は、SNSが復旧してから出てきた新たな研究分野です。

現代人はSNSにて人とつながり、人と交流しすることが多いため、精神的に何かしらの影響があると考えやすいのですね。

まぁ、自分のことを考えてみても、LINEでメッセージを送るし、LINEのグループでコミュニケーションをとるし、instagramやfacebookで友達の近況を知るしってな感じでSNSにどっぷり浸かっている状態です。

今回はそんなSNSの中でもFacebookをテーマにした研究となっております。

Facebookを1週間断つと精神的な健康が向上しまくる

集中力を急激に向上させ、人との関係性を向上させ、自分自身を幸福感で満たすことができる方法があると、言ったらなにを想像しますか?

怪しい自己啓発セミナーのお誘いでしょうか?
それとも覚●剤や脱法ドラックの類でしょうか?

デンマークのシンクタンクである幸福研究所の調査によると、SNSを断つだけで上記の効果が得られることがわかりました。

この調査では、1,095人のFacebookユーザーを2つのグループに分けて実施しております。

片方のグループでは通常と同じようにSNSを利用し、
もう片方のグループではSNSの利用を禁止させました。

1週間経ったあとに、両グループを比べると、SNSをみることをやめたグループは信じられないほど精神状態が改善したのです。

  • 人との関係性の向上
  • 集中力の向上
  • 気分の向上(よりポジティブに)
  • 時間の無駄が減少

Facebookを1週間やめただけで上記のような効果が得られたんですね。

彼らは普段Facebookに使う時間を、
face to faceの対話や家族との電話などをして過ごしたようです。

たしかにSNSに偏った生活をしていると、人とのリアルな交流などを疎かにしてしまいがちですよね。

写真や近況などは知っているんだけれども、心の距離は縮まっていない状態といいますか。

SNS、強いてはスマホを覗く時間はほどほどにして、リアルな交流を大切にしていきたいものです。

ソーシャルメディアを頻繁に利用する人は、通常の人に比べて2.7倍も鬱である確率が高い

以前の記事で紹介しましたが、SNSはやっぱり精神的によろしくない傾向があるようですねー。落ち込みがちなときはSNSをきっぱり断ちたいところ。

Facebookやinstagramは羨ましさを想起させ、僕らを落ち込ませる

1週間のfacebook断ちすることによって、何が要因となり精神状態が改善したのでしょうか?

その正体は、
“他人に対する羨ましさ”と
“自分を対比した際の落ち込み”
が原因となっています。

私達がSNSにて特別な瞬間を投稿しますよね?
なかなかない体験だったり、たまにしか食べない美味しい外食であったり、今風に表現すると”キラキラ”した想い出を投稿する傾向にあります。

その友達のキラキラした投稿をみることによって、私達は羨ましさを感じ、自分の人生はこんなんではないと落ち込んでしまうのです。

研究者によると、

10人のうち5人がFacebookに投稿された他人のイベントや写真を見て羨ましがり、

10人のうち4人がFacebook上での他人の上手くいったことなどを羨ましく思っているようです。

そりゃあ、他人の人生のハイライトと自分の人生の日常を比べてしまっては、羨ましくなるのは必然ですよね笑

例えば、1人あたり1ヶ月に1回SNS映えするイベントがあるとしても、友達が90人居たら1日に3回はキラキラした写真が流れてくることになってしまいます笑

「自分には月に1回しかイベントがないのに、他の人達は毎日キラキラしているんだ!」と勘違いをしてしまうわけです。

以前のコンテンツで幸せな平均年収の中でも述べましたが、人間は”他人と比べる”ことによって不幸になっていく模様です。

幸福度が最も高くなる年収は600万~700万、人生への自己評価が最も高くなるのは年収950万

やっぱり自分は自分、他人は他人と考えることが重要ですし、
そのための方法論学び実践することは幸福にバリバリ影響しそうですな。

認知行動療法や瞑想によるマインドフルネスやセドナメソッドなどなど他人と比べないための処方箋はたくさんあるので、今後そういう方法も紹介していきたいですね。

それではまた。

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