誰もが日常的にしている歩くことを利用し、メンタルヘルスを改善する最も簡単な方法

現代の日本では、うつ病やメンタルヘルスが大きく問題として取り上げられています。いまや日本全体の大きな課題となっていますね。

メンタルヘルスと聞くと、セラピーや薬に頼らなくてはならないのではないかと思いがちですが、
今日は日常のある動作を利用することで、メンタルヘルスを簡単に改善する方法をご紹介します。

メンタルヘルスは”歩くこと”で簡単に改善する

メンタルヘルスは特別な努力をしなくても、日常生活の中で改善することができます。

マインドフルな歩行がストレスや不安、うつ病の度合いを下げるという事が、最新の調査で明らかになりました

このアクティビティの優れている点は、多くの人が日常生活の一部として、何らかの形で歩いている、という事です。

たしかに健常者であれば、誰しも必ず一日のどこかで歩いていますよね。そんな歩くという行為を使い、メンタルヘルスを改善することができるのです。

マインドフルな歩行=今ここに意識を集中して歩くということ

では具体的にどのようにやるのかを詳しくみていきましょう。

歩行中に少しだけ“マインドフルネス”を心掛けるためには、そんなに難しい事をする必要はありません。

歩行中に“マインドフル”でいるという事は、気持ちや考えがどこかに逸れたりせずに、「現在」に意識を集中するという事です。

この研究の第一著者であるチンシアン・ヤン博士は、次のように言っています。

「もしある人がストレスを感じているとき、その人にジムに通ったり、外に出てランニングをするなどの、中度~強度のアクティビティをして時間を過ごすように言うのは、難しい場合があります。

しかし、もしその人が日々の行動を変えるのではなく、その代わりに、いつもよりマインドフルでいるように心の状態を変えようとすれば、きっとこの有効性がわかるでしょう。

健康を改善するために、歩行中にいつもより現在に意識を集中するには、大変な努力は要らないのです。」

たしかにうつ病の人に、外に出てアクティブに遊ぼうといきなり提案するのは、少しはばかられますよね。
今回ご紹介するマインドフルな歩行というのは、特別なことはせずとも、日常の中で少し心がけることでメンタルが改善するというめちゃくちゃ価値のあることなんです。

研究によると、マインドフルな歩行をすることで、不安や落ち込みが減少する

この研究者グループは一つ目の調査として、無作為に選ばれた生徒たちに、一日の中で歩き回っている間に自分の思考や感情を報告するように伝えました。

生徒たちは歩行時にいつもより現在に意識を集中していたときは、不安や落ち込みの度合いが低かった、という調査結果が出たのです。

二つ目の調査では、大人を対象に、屋外でマインドフルな活動を行ってもらいました。

これらの活動によって、彼らの気分が良くなったという事が明らかになりました。

今ここに集中することが精神にいい影響を与えるのは間違いなしってところですね。瞑想などといった大層なものでなくても、日常生活において”今ここ”に集中することで、メンタルにいい影響を与えることができます

僕の場合は皿洗いのときなどに、マインドフルな状態を意識して皿を洗っています。皿洗いだけに集中することでマインドフルな状態を作り上げることができるのですね。
実感値としてメンタルにもいい影響があるなと感じますし、集中力も始める前よりついてきたかなと感じています。

日常の家事をマインドフルなトレーニングにしてしまうのはおすすめです。

また、ヤン博士は次のように話しています。

「通常よりも現在に意識を集中し、かつ通常よりも活動的なとき、人は負の影響を受けにくいのです。

定められたときにいつもより活動的であるだけでも、負の影響を減らすことができますが、同時にいつも以上に現在に意識を集中する事で、その効果が増大するのがわかります。」

マインドフルな歩行を実践する具体的な方法

もし、一日の中で少なくとも10分から15分集中して歩く事ができれば、少しだけ気持ちのこもったマインドフルな歩行をすることができます。

気が散るようなものが少ない場所があればベストですが、とにかくどんな場所でもやってみて、様子をみてみましょう。

注意力散漫になるのではなく、一点に意識を集中する、という事が鍵です。

自分の足が、地面に接地している感触に意識を集中する、という事から始める人が多いようです

それから自分の呼吸や体の一部分、一部分にスムーズに意識を向けていくことが重要です。

ここでポイントとなるのは、リラックスした状態で意識を集中する事です。

気持ちがどこかに逸れてしまったときは、自分を責めずに、やさしく意識を元に戻そうとしてみましょう。

このように日常的な歩行をマインドフルな状態に変えることで、メンタルが改善されるのですね。

とても示唆に富む研究をご紹介しました。ぜひあなたも明日から歩くという行為を再定義して、マインドフルを心がけることでメンタル改善に役立ててみてください。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

性格/思考変革コーチ。認知行動療法、行動科学、コーチング等を専門の分野としながら、エビデンスや心理学に基づき個人の性格や思考を変えていくことのプロフェッショナルです。自身が内向的な性格なこともあり、特に内向的な性格を持つ方の変革を得意にしています。 https://dialog-coach.link/profile/