こんにちは。寺谷です。今回は肥満について。
お腹の贅肉が多い状態を差別的に表現すると”デブ”といったりしますよね。
太っていることは外見的にも心象的にもマイナスであることが多く、太っている方は悩まれたこともあるかと思います。
肥満に厳しい世の中ですが、今回は肥満と脳機能の関係をご紹介します。
お腹の贅肉が多ければ多いほど、脳機能が悪化する?!
今回ご紹介する研究の舞台はアメリカです。
アメリカはご存知のとおり、日本よりも肥満の人たちの率が高いですし、肥満のサイズ感も日本とは比べ物にならないのですよね。
社会的な問題となっており、研究が進んでいる分野でもあります。
今回の研究では、アメリカの5,000人以上の人々に対して肥満と脳機能の関係を調査したものです。
記憶、言語、および一般知能の検査結果と肥満状況を比べると、腹部脂肪が多ければ多いほど、肥満であればあるほど脳機能が悪化していることがわかりました。
腹部脂肪の測定方法としては、腰まわりとおしりまわりを測定し、割り算をして両者の比を出すことで求めているのですね。
腹部脂肪が多い(比率が高い)と体内の炎症状況が悪化しており、脳に悪い影響があるそうです。
つまり、肥満が直接的な要因ではないにせよ、肥満状態が体内の炎症状態を起こし、結果として脳機能を低下させてしまうとのことです。
太っているって恐ろしい。。同時に健康問題なども抱えてしまう傾向にあるので、運動や食生活の改善に努め、ダイエットしたほうがよさそうですね。
腹部の脂肪が多く、代謝異常だと急速に認知力が低下する
この研究を率いたコーネル・カニンハム(Conal Cunningham)博士は次のように述べています。
「肥満が健康に悪いことは以前からわかっていましたが、私たちの研究により、肥満や重すぎる腹部が脳に悪いことが新たにわかりました。
これは公衆衛生上重要です」
また、認知機能の検査を受けた60歳以上の5,186人を調査した研究では、腹部脂肪がBMIよりも認知的な健康の指標となることがわかりました。
研究の著者は次のように書いています。
「19〜65歳の成人に対する横断研究によると、意味記憶、視空間能力、および執行機能の検査において、肥満の人は正常体重の人よりも結果がよくありませんでした。
さらなる研究によると、肥満の人は正常体重の人に比べて認知スコアの低さと認知力低下が認められ、肥満でかつ代謝異常の人が最も急速に低下していました」
認知スコアの低さのみならず、認知力の低下も認められているというのが恐ろしいところ。
肥満による体内の炎症状況が脳機能にもろに影響しているという結果となっております。
なにか病気により肥満状態の方は仕方がないですが、普通に生活をしていて肥満状態の方は、やはり体型に気を使ってみてはいかがでしょう。
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健康面、つまりダイエットの理論だけを知っていてもなかなか成功には至らないのですね。ダイエットの失敗はこころの問題であることが多いのです。
それではまた!