自己破産する人の性格特徴。貧困層の親切な人ほど50%ほど自己破産しやすい?!【3万人の心理調査に基づいた結論】

こんにちは。寺谷です。

このメディアではエビデンスを元にしたコーチである私が様々なTIPSを紹介しています。

その中で、性格シリーズと銘打ち(勝手に)、様々な性格と事象の紐づけをおこなっておりました。

例えば、長寿と性格とか、幸福度と性格とかですね。

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今回は破産しやすい人の性格をご紹介します。

個人的な偏見では、自己管理ができておらず、飲んだくれのような人が破産していそうですが、実態はどうなのでしょう?

親切で人を疑わなく同意ばかりの人は破産する確率が50%も高い

最新の心理学の研究によると、親切で人を疑わない性格は特に貧困層にとって財政的苦難と結び付けられやすいことがわかっています。

愛想が良く何にでも快く同感する人は破産のリスクが高く、信用度も低いというのが現実です。破産する可能性が50%高くなるといわれています。

というのも気楽な人はあまりお金を気にしない傾向にあることが理由だそうで。

ちなみに十分な収入を得ている人にとっては、お金についてたいして気にかけなくても大きな問題にはなりません。

お金を持っている人が人を信じて疑わなくても破産までには至りませんが、貧困層の場合は破産の確率を50%も上げてしまうのですね。

お金に余裕のある人は、お金にたいして高いプライオリティも持たずに余裕を持っています。

しかし、下流社会で暮らす人にとっては、親切でいて信頼するということが財政的問題につながることもあるのです。

研究の最初の著者であるSandra Matz博士は次のように述べています。

「我々は、素敵で暖かな性格を有するかどうか、そして愛想が良くて同調性を有する性格が統計的に財政的悪影響とどのように関連するのかということにとても興味がありました。

以前の研究では、同調性を有する性格は信頼性と収入ともに低いレベルであると示唆していたのですが、
この関係性が他の財務指標にも当てはまるのかどうか興味を持ち、
さらに当てはまる場合はどうしていい人が悪い結末で終わってしまうのかをより深く理解する必要がありました。」

3万人以上の銀行口座、全国調査、オンライン調査に基づいた結論

この研究では3万人以上の人のデータから分析して導き出されたものです。

この研究のために、銀行口座のデータ、全国的調査、2つのオンラインパネル、そして公開されているデータが利用されました。

研究の同著者であるJoe Gladstone博士はその結果について下記のように説明しています。

「愛想がよくて強い同調性を有する人全てにおいて、財政的困難を経験するリスクが高いわけではありません。

財政的困難との関係性は、その楽観的な人性格の有害な影響を補うための財政手段をもたない低所得者にとってのほうがはるかに強かったのです。」

やはり、低所得者層である場合に、親切で同調性の強すぎる性格が破産を招く模様ですね。

この研究結果により、幼少期における同調性が25年後の財政的問題を予測できるということに至りました。

Matz博士は次のように述べます。

「我々の研究結果は、人々の幸福に深刻な影響を及ぼす可能性がある財政的困難の根本的な要因を究明することに役立ちます。

親切で物事を信じやすい人は、経済的負担が掛かると予測されているのです。」

親切だと経済的負担がかかるという・・・なんとも悲しい結果ですね。

親切過ぎる方はしっぺ返し戦略を活用しよう

ここからは私自身からのアドバイスとなりますが、親切過ぎる人は、しっぺ返し戦略(最初は信じるけど、一度裏切られたら裏切り返す)を採用することを強くおすすめします。

裏切られた人に対して親切をし続けたり、要求を受け入れ続ける意味はありません。搾取され続けるだけです。

世の中にはgiver(与える人)matcher(バランス型)taker(搾取型)の3種類の人間がいます。

giver(与える人)はこの研究でいう同調性が高く親切な人を指します。

他人に対して与えることを多くする人ですね。

taker(搾取型)は相手から取ろう取ろうという思考が働いている人です。

matcher(バランス型)は与えられたり奪われたりということをプラス・マイナスで考えて、バランスを取ろうとする方ですね。

giver(与える人)は際限なく与えてしまうため、taker(搾取型)に搾取され続けると悲劇が起こります。

matcher(バランス型)に与えたら、返ってくるのですが、taker(搾取型)に与えても何も返ってきません。

そこで有効な戦略が、しっぺ返し戦略です。

まず、人を信じて与えてみる。この部分は同調性の高い方の強みなので、大切にするべきです。

ただ、信じたときに裏切られた場合(都合よく使われるなども含みます)、次回からは相手に親切にしたり信じたりするのはやめましょう。

これはゲーム理論的に正しい戦略と考えられており、実際の研究でもうまくいくことが立証されています。

まず信じてみる。応えてくれたら、信じ続ける。裏切られたら、信じることをやめる。

しっぺ返し戦略を取ることで、破産するリスクはかなり減ることでしょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

性格/思考変革コーチ。認知行動療法、行動科学、コーチング等を専門の分野としながら、エビデンスや心理学に基づき個人の性格や思考を変えていくことのプロフェッショナルです。自身が内向的な性格なこともあり、特に内向的な性格を持つ方の変革を得意にしています。 https://dialog-coach.link/profile/