砂糖の多量摂取は脳にダメージを与え、思考力や記憶力を奪う。防ぎたければオメガ3系脂肪酸を摂取せよ!

皆さんは日々どの程度砂糖を取っていますか?

昔は砂糖は薬という概念がありました。昔は砂糖というものが貴重でなかなか摂取できないものだったのですね。

それに比べて現代の我々の食卓には砂糖が溢れています。明らかに砂糖の過剰摂取になってしまっているのですね。

以前砂糖の取り過ぎがうつ病などの発症リスクを高めるということも紹介しましたね。

砂糖を1日67g以上摂る男性は、うつ病や不安などのメンタルヘルス問題を抱える確率が23%も上昇する

今回は砂糖のとりすぎによる別の悪影響をご紹介します。

砂糖の取りすぎにより脳の働きが鈍くなる?!

砂糖を取りすぎると脳の働きが鈍くなるということが最新の研究により明らかにされました。

その研究では、果糖(砂糖)の多量摂取により、記憶と学習の働きが鈍くなるという結果が得られました。

砂糖の多量摂取はうつ病にも脳にも響くということで、薬どころか毒になってしまっている現状ですな・・・。

コンビニなどで購入する食べ物や飲み物には砂糖が大量に入っているものが多いので、
気を使わずに購入すると知らず知らずのうちに”砂糖、果糖ブドウ糖液糖(異性化糖)、果糖”を摂取することになるのでご注意を。

オメガ3系脂肪酸(DHAなど)を摂取すると砂糖による脳のダメージが軽減される

砂糖って脳にダメージがあるところまではわかった。なんかしらの対策はないのかい?
と思ったそこのあなた!

この研究では、砂糖による脳へのダメージに何をすればいいのかも示してくれております。ご安心を。

オメガ三系脂肪酸(DHAなど)を摂取すると砂糖の脳へのダメージを軽減できることがこの研究でわかりました。

1日に約1gDHAを摂取するだけで、砂糖の有害な影響を和らげることができるのです。

共同研究者のフェルナンド・ゴメス教授は言います。

「我々の発見により、食べるものが脳や思考力に影響することがわかります。

果糖を取りすぎている状態が続くと、脳の学習と記憶の働きが弱まってしまいます。

しかし、オメガ三系脂肪酸を摂取することで、ダメージを最小限に抑えることができます」

この研究では、ラットに高濃度の果糖溶液を6週間飲ませ、第二郡のラットには追加でオメガ三系脂肪酸も与えました。

ゴメス・ピニラ(Gomez-Pinilla)教授は論文の中でこう述べております。

「第2群のラットは、オメガ三系脂肪酸を投与されなかったラットよりもずっと早く迷路をクリアできました。

一方、DHAを投与されなかったラットは鈍く、脳のシナプスの活動が低下していました。

脳細胞がサインを送り合う機能が働かなくなり、6週間前に学習した経路を思い出せなくなってしまったのです」

オメガ3系脂肪酸を摂取していたラットのほうが、砂糖を摂取したときに生じる脳の活動の低下がなかったということですな。

なかなか興味深い結果です。

ちなみに砂糖の種類にも言及しております。

「我々は、果物に含まれる果糖についてはあまり心配していません。果物には重要な抗酸化物質も含まれています。

それよりも、果糖ブドウ糖液糖に含まれる果糖の方が心配です。果糖ぶどう糖液糖は、人工甘味料や防腐剤として加工食品に添加されているものです」

人工的な生成物である果糖ブドウ糖液糖などは果物から摂る果糖よりも脳への影響が懸念されるというところでしょうか。

ひとまず、甘い物をたくさん食べたりするときは、オメガ3系脂肪酸のサプリを飲んだり、魚を意識的に食べたりするとよいですね。

「研究結果から、DHAを摂取すれば、果糖の有害な影響から脳を守れると言えるでしょう。

銀行にお金を貯めるように、将来病気にかかった際に備えて、脳にDHAを十分蓄えておきたいですね」

ちなみに以前にもオメガ3系脂肪酸の効能を紹介しておりますので、気になる方はぜひ御覧ください。頭はもちろんのこと、睡眠の質も爆上がりするそうで。。

魚(オメガ3脂肪酸)を摂ると頭と睡眠の質が高まる

摂っておいて損はないサプリの一つかと思います。

ではまた!

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