不倫する親を持つ人は不倫しやすい
最新の研究によると、親が不倫をしている人はその人自身も同じように不倫しやすいことを示しました。
結構衝撃的な研究ですね。不倫は継承されるといいますか。
両親が不倫をしていることで、間接的に子供が不倫という行動が許容されると認識するようです。
この研究では、1,254人が3つの別々の研究に参加しました。
参加者に対しては、
- 彼氏・彼女・パートナーに対しては常に忠実でいなければならない
- 素晴らしい関係性を築くためには、パートナーのみと関わるべきだ
というような主張に同意するか否かを測り、
さらに、自身の両親から次のようなメッセージを受け取ったかを測りました。
- 不倫などが正当化されることもあると話したことがあるか
- 両親は自身のパートナーのみを愛し続け、忠実であることの重要性を話したことがあるか
結果として、親から間接的にでも不倫に対して肯定的なメッセージを感じ取った子供は、自身の考え方も不倫に対して肯定的な傾向を持つことがわかりました。
研究者によると、
親の不倫はその子供が後に不倫に関わる可能性を向上させます。
親の不倫を知っていた子供は、不倫をしている可能性が非常に高くなるのです。
親が不倫をしていてそれを子供が知っているときは、不倫に対して肯定的な考え方を持ち、結果的に不倫する可能性が高くなるのです。
不倫の遺伝といいますか、思想や考え方の部分においても子供は親から多くを学び取るということですな。
子育ては鏡なのかもしれない
もはやこれは不倫だけの問題ではありません。
この研究を知って思うのは、子育ては鏡なのかもしれないなと思うのです。
他人に暴言を吐く親の元で育った子供は、他人に暴言を吐くことに対して、否定的な感情を持つことはあまりないでしょう。
親がする行動や考え方の影響を少なからず受けて子供は育つのです。
なので、僕らがいくら子供にこう育って欲しいと思っていても、
僕らがその姿勢を見せなければ、その考え方をしていなければ、その行動をしていなければ、
子供がそのように育つことはないと思うんですよね。
教育って”鏡”だなぁと今回の研究を調べていて思いました。
勉強嫌いの親から、勉強しなさい!って言われても子供は勉強するはずがありませんよね笑
子供に勉強して欲しいなら、まず僕らが”学ぶことを楽しんでいる姿勢”を見せるべきだと思うんです。
今回の研究は不倫に限りましたが、子育て全般に言えることなのかもしれません。